グルタミンはどんな食材を食べれば多く摂取できるの?

牛乳

グルタミンはアミノ酸の一種であり、アミノ酸はタンパク質の構成物質として知られています。

その為、グルタミンを摂取しようとするのであれば、タンパク質食品を摂る事でグルタミンを吸収できると考えられます。

中でもグルタミンを多く含むタンパク質食品として、牛乳などに含まれるホエイやカゼインなどの乳タンパクがあります。乳タンパクの重量比に対して10%程の割合でグルタミンが含まれているのですが、牛乳の中のタンパク質自体は牛乳100gに対して2.9g含まれています。そう考えると、牛乳だけでグルタミンを多く摂取しようとすると、カロリーや脂質までたくさん摂ってしまう事になります。

また、小麦や肉、魚、卵などのタンパク質にもグルタミンは含まれます。特に小麦はグルタミンが豊富に含まれているのですが、ここでも大きな問題があります。

それは、グルタミンが熱や酸に弱いということです。魚なら刺身で、肉でも刺身のように生食できるものはありますが、どちらも生の状態で大量に摂取する事は難しく、加熱調理が中心となる食材です。卵も同様で、生のまま大量摂取は難しいでしょう。小麦の場合は、更に消化酵素を阻害するタンパク成分が含まれているため生食が不可能になり、加熱しないと食物として摂取することができません。

その為、健康状態が良好であれば通常の食材をバランスよく食べる事で充分にグルタミンを摂取出来るのですが、疲労時やケガなどの治療後、回復期間などに早期回復を目的にグルタミンを多く摂取するのであれば、スポーツ選手などが利用するサプリメントが効率良く摂取できるでしょう。

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